10. マーケティング
【目標】
➢ マーケティングに関連する基本的な考え方を理解する。
【説明】
✓ マーケティングの存在と目的を知り,関連するデータ収集やデータ分析の結果をマーケティングに活用する方法を理解する。
✓ 代表的なマーケティング手法,価格設定手法の種類と特徴を理解する。
✓ Web マーケティングの考え方と効果的な活用を理解する。
(1) マーケティングの基礎
・マーケティングに関する基本的な考え方と情報活用
マーケティングとは、企業が顧客のニーズやウォンツ(欲求)を理解し、それらを満たす製品やサービスを提供することで、顧客に価値を創造し、その結果として企業の利益を最大化するための活動全般を指します。単に「売る」ことだけでなく、顧客との長期的な関係構築を目指します。
用語例
市場調査 (Market Research):
特定の製品やサービスに関する市場の規模、顧客の購買行動、競合の動向などを体系的に調査・分析する活動です。これにより、製品開発、価格設定、プロモーション戦略などの意思決定に役立つ情報が得られます。アンケート、インタビュー、データ分析などが手法として用いられます。
販売・製品・仕入計画 (Sales, Product, and Procurement Planning):
販売計画: どのような製品を、いつ、どこで、どれくらいの価格で、どのくらいの量を販売するかを具体的に計画することです。
製品計画: どのような新製品を開発し、既存製品をどのように改良・廃止するかを計画することです。市場調査や顧客ニーズに基づいて行われます。
仕入計画: 製品の製造や販売に必要な原材料、部品、商品をいつ、どこから、どれくらいの量を仕入れるかを計画することです。販売計画や生産計画と連動して行われます。
広告 (Advertising):
企業が自社の製品やサービス、ブランドの情報を、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネットなどの媒体を通じて、不特定多数のターゲット層に有料で伝える活動です。ブランド認知度の向上や購買意欲の喚起を目的とします。
販売促進 (Sales Promotion):
顧客の購買意欲を高め、短期的な売上増加を目指すための様々な活動です。クーポン、割引、景品、ポイントプログラム、試供品の提供、展示会などが含まれます。
顧客満足 (Customer Satisfaction – CS):
顧客が製品やサービスを利用した際に感じる満足度のことです。顧客の期待を上回る価値を提供することで、顧客満足度を高め、リピート購入や口コミによる新規顧客獲得につなげることが重要視されます。
UX(User Experience):
ユーザーが製品、システム、サービスを利用する際に得られるあらゆる体験のことです。使いやすさ、楽しさ、感動、不満など、機能面だけでなく感情的な側面も含みます。デザインや操作性の良さだけでなく、利用前後の感情や印象までを含めた総合的な体験を指します。
CX(Customer Experience:顧客体験):
顧客が製品やサービスを提供する企業と接するすべての接点(購入前、購入時、購入後など)で得る総合的な体験のことです。ウェブサイトの利用、店舗での接客、コールセンター対応、製品の使用感、アフターサービスなど、顧客が企業と関わる全てのプロセスでの体験がCXを形成します。UXよりも広範な概念です。
カスタマージャーニーマップ (Customer Journey Map):
顧客が製品やサービスを認知してから購入に至るまで、あるいは購入後の利用プロセスにおいて、どのような思考や感情を抱き、どのような行動をとるかを時系列で可視化した図です。顧客の視点から体験全体を把握し、課題や改善点を発見するために用いられます。
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