【ITパスポート試験15】スマホの裏にある秘密の技術を知ってる?

ITパスポート(iパス)

ITパスポート試験の「15. エンジニアリングシステム」について解説

15. エンジニアリングシステム
【目標】
エンジニアリング分野で使われる代表的なシステムの特徴を理解することを目指します。
【説明】
この分野では、エンジニアリングにおけるITの利用状況を把握するために、主要なエンジニアリングシステムが持つ特徴や基本的な考え方を学びます。
(1) エンジニアリング分野における IT 活用
ITがエンジニアリング分野でどのように役立っているか、その重要性を理解します。具体的には、以下のような活用例があります。
設計・製造の支援: 自動化によって、製品の設計や製造プロセスが効率的に行われるようになります。
生産管理や在庫管理の効率化: ITシステムを使って、製品の生産状況や在庫をリアルタイムで管理し、無駄をなくしたり、効率的な運用を可能にします。
(2) 代表的なエンジニアリングシステム
「CAD(Computer Aided Design)」のような、エンジニアリング分野でよく使われるシステムの具体的な特徴を学びます。
用語例の解説
ここからは、用語例に出てきた単語を一つずつ解説します。
コンカレントエンジニアリング (Concurrent Engineering)
製品開発の初期段階から、設計、製造、品質管理、販売、保守といった全ての関連部門が並行して協力し、情報共有しながら製品開発を進める手法です。これによって、開発期間の短縮、コスト削減、品質向上などを目指します。
シミュレーション (Simulation)
実際のシステムや現象をコンピュータ上にモデルとして再現し、そのモデルを使って実験や分析を行うことです。例えば、製品の強度をテストしたり、工場の生産ラインの効率を評価したりするために使われます。これにより、実際の製品を作ったり、設備を導入したりする前に問題点を発見し、改善することができます。
センシング技術 (Sensing Technology)
温度、光、圧力、動きなど、物理的な情報や環境の変化を感知し、電気信号などに変換する技術です。これにより、機械やコンピュータが外部の状況を認識できるようになります。例えば、スマートフォンのGPSや自動運転車のセンサーなどがこれにあたります。
生産方式 (Production System)
製品を製造するための方法や仕組み全体のことを指します。これは、何を、いつ、どのように、どれくらいの量で作るかを決定する一連のプロセスを含みます。大量生産、多品種少量生産、個別生産など、さまざまな生産方式があります。
JIT(Just In Time:ジャストインタイム)
必要なものを、必要なときに、必要なだけ生産・供給する生産方式です。これにより、過剰な在庫をなくし、コスト削減や生産効率の向上を目指します。トヨタ生産方式の中核をなす考え方です。
FMS(Flexible Manufacturing System:フレキシブル生産システム)
コンピュータ制御された機械やロボット、自動搬送装置などを組み合わせて、多品種少量生産に柔軟に対応できる生産システムです。製品の変更や生産量の変動にも効率よく対応できるため、市場のニーズに素早く対応できます。
MRP(Material Requirements Planning:資材所要量計画)
最終製品の生産計画に基づいて、必要な部品や原材料の種類と数量、そしてそれらをいつ調達・生産すべきかを計画するシステムです。これにより、必要な資材を適切なタイミングで手配し、在庫の最適化と生産の効率化を図ります。
リーン生産方式 (Lean Production System)
無駄を徹底的に排除することで、生産性を向上させ、コストを削減する生産方式です。JITやかんばん方式など、トヨタ生産方式で培われた考え方がベースとなっています。顧客にとっての価値を最大化することを目指します。
かんばん方式 (Kanban System)
トヨタ生産方式の一部で、部品や製品の流れを管理するための情報伝達ツールとして「かんばん」と呼ばれるカードを使用する方式です。後工程が必要な部品を前工程から引き取る際に「かんばん」を渡し、前工程は「かんばん」に書かれた分だけ生産することで、必要なものを必要なだけ生産する仕組みを実現します。

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